2025年6月2日放送のNHKクローズアップ現代『まさか都市部で…相次ぐ病院閉鎖・休止 医療の未来は』と題する放送において、病院の閉院が相次いでいることやその背景について取り上げられました。弁護士として医療法人のM&A・廃業を多くサポートさせていただいている立場から見ても、深い部分まで踏み込んだ内容と思われました。
外部リンク:https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/P1V1PX2148/
診療報酬の切り下げや人件費の高騰など、現在の医療機関は多くの金銭的な問題に直面しています。廃業・破産を検討されている医療法人の経営者は多く、当事務所に相談に来られることもあります。
その一方で、M&Aに活路を見出す医療法人の経営者が一定数存在することも事実です。もし金融機関からの借入などの負債が大きい場合でも、従業員、資産、そして患者様を他の医療法人が経営する病院・クリニックに移管し、地域医療を守りつつ、医療法人・経営者個人の債務整理を行うことが、現在では可能となっています。
廃業・閉院を検討中の医療法人の経営者の皆様におかれましては、資金繰りに行き詰っても「破産しかない」と諦めるのではなく、可能な限り早いタイミングで弁護士に相談されることをお勧めいたします。